チャットを「やめられない」子供たち
- 携帯メールやネットサーフィンは子供たちには魅惑的な世界
- そのスキルを身につけるのは、子供たちにとっては朝飯前。
- 子供同士でコミュニケーションはメール、学習や趣味の調べものはインターネット。
- >ホームページを開設してブログ(日記)を書いたりしての情報公開は当たり前。
- ポルノや暴力的なサイト、出会い系などの有害な情報に触れ、
- 友達同士でホームページを荒らしあうなどの中傷合戦「バトル」を始めたり、
- 出会い系サイトに自ら登録したりするようになり、
そうして悪の道に嵌っていくパターンが多い! 大人の指導・監視が絶対に必要です。
このような「やめられない」状態にまではまってしまい、「インターネット中毒・依存症」 になる前に
子供と適切な取り決めをしておくことが、親の義務です。
親の無知と意識の低さが、子供をネット加害者に.....
少年の殺人願望に至った経緯
- 2005年4月、大阪府東大阪市の公園で、4歳の幼稚園男児がハンマーで頭を殴られ重傷を負った事件で、
殺人未遂容疑で逮捕された無職の少年(17)は、「残虐サイト」や「神戸連続児童殺傷事件」に触発されたのがきっかけで
殺人願望を抱くようになったなどと供述していた。
- 米国で、8歳の女児が殺害され、隣家の15歳の少年が殺人の罪で逮捕される事件。
「思いやりのある、面倒見のいい少年」が、
「ネットで刺激的な写真に触発され、隣の女の子をいたずらしたくなったが、騒がれたので殺した」
- 高校生が掲示板に殺人予告(2003.12)
「今週中に生徒を無差別に殺します」「気分次第ではすれ違った人も殺します」。
こんな過激な内容を、男子高校生が掲示板に書き込み、市内の中学校の生徒や教師を脅迫。
- 少年が小学生を殺害予告(2003.5)
「小学生を殺します。決行日は明日です」という内容と実際の小学校名が掲示板に書き込まれました。
その犯人として、無職少年(17)が逮捕。少年は、「面白半分でやった」と供述したそうです。
- 青森小6女児切り付け カッター少年に殺人願望(2019.11.14)
「殺すつもりだった。誰でもよかった」
人を殺すことに興味があったとの趣旨の内容を供述しているという。
殺人への願望が募った末の犯行だった。
サイバースペースの悪の住人たち
サイバースペースとは「現実の物質世界とは異なる、インターネット上の情報世界」のこと。
このサイバースペースの特徴は「匿名性」、つまり相手の名前も分かりませんし、年齢も立場も性別も国籍も分かりません。
メールだって差出人の名前が無ければ、どこから、また誰から来たのか分からない。
サイバースペースの悪の住人達の特徴
- 誰もが最初は普通にチャットや掲示板、ネットサーフィンを楽しんでいるだけの人
- ある時ふと悪いことが紹介されたページに遭遇する
- その内、その手口覚えてしまい、それを実行する
- 最初から犯罪目的で罠を作る確信犯は少数派
- 多くは14歳から24歳までの男性
- 好奇心が旺盛で、新しい物事に対する適応力も優れている
- 自分の存在を意識し始める、周囲から認められたいという欲求を持つ
- 「悪いこと」が非常に魅力的に見え、どのような結果を招くはあまり意識していない。
- その情報を更に検索し、掲示板やチャットルームでより多くの情報を取り入れる。
- 試しにそれを実行してみると、世間は大騒ぎし、ニュースなどで取り上げられた。
- それにより自分が有名になったのだと勘違いする。
- しかしインターネットの匿名性により、自分が犯人だとは気づかれずに済む。
- 味を占めた若者は常習的にそれを行い、ますます悪質なものにエスカレートしていく。
- いずれボロが出始め、足がつき、犯罪者として逮捕される。
外で余り遊ばない、友達が少ない、パソコン大好き少年でしたら、
「サイバースペースの悪の住人」の予備軍と考えておいた方が良いかもしれません。
匿名性の副作用
「長崎小6女児殺害事件」はなぜ起きたか?
- チャットや掲示板では「自分の実名を隠してあらわさない、もしくは別の名を用いることができる状態」
匿名性が新たな社会問題を生み出しつつある。
- チャットや掲示板では、誰が発言したか分からないので、内心のどす黒い事柄までもが公然とやりとりされている。
- チャットや掲示板などで互いにののしり合い非難しあう文章が延々と続いていることに見られ、
その世界では本人たちは相当「キレタ」状態になっている。
もしかすると、昨日サイバースペースでさんざん言い合いをした相手は、今日は現実世界であなたと
談笑しているのかもしれず、今夜再び情報世界の中で終わることの無いののしり合いを展開するのかもしれません。
- これと似たような状況の中で、殺人事件へと至ってしまったのが
「長崎小6女児殺害事件」で このケースの事件は今後も爆発的な増加を続けると思われます。
あなたの子供が、チャットや掲示板、携帯メールに時間をかけすぎているようでしたら、既に要注意です。