フィルタリングソフトによる対策

フィルタリングソフトで有害サイトから子供を守る対策

フィルタリングソフトの基本機能

Filteringの機能(有害サイトや閲覧サイトを規制)
  • コンテンツ精査:「語句」「単語」を検索し、情報全体の有害性を判断。有害と認められた情報をブロック。
  • URLデータベース:ブラックリスト/ホワイトリストによる遮断・通過URLの判定
使用時間を制限する機能
個人情報の流出を保護する機能
  • 掲示板への本名や住所・電話番号などの書込み制限
  • オンラインショップでの買い物制限
  • クレジットカードの使用禁止
書込み・検索を制限する機能
  • 掲示板への誹謗中傷用語の書き込み制限
  • 卑猥な言葉での検索の阻止
ログ(履歴)を取る機能
  • どのようなホームページを閲覧しているのかを把握することができる機能

メール内容のチェックには、フィルタリングソフト以外に別途ソフトが必要です。
フィルタリングソフトは、ブラウザ上に表示される有害サイトを遮断する機能がメインなので、 メールソフトのチェックまでは行えません。

携帯メールに関しては、通信キャリアのメールチェックサービス・ウィルス対策ソフトなどを組み合わせての利用を検討しましょう。

名探偵コナン『フィルタリングサービス未加入の罠』動画

携帯電話各社は、スマホをより安心・安全にご利用いただくため、青少年を有害情報から守るフィルタリングサービス(あんしんフィルター)を提供しています。 この利用を促進するため、人気漫画「名探偵コナン」とタイアップした動画も公開されています。
フィルタリングサービスの利用促進および海賊版サイトで漫画を読むことの危険性や、 ABJマークが表示された正規版サービスのご利用を呼び掛けています。

フィルタリングソフトの問題点

  • フィルタリングソフトは、過去に認知された有害サイト(ブラックリスト) やサイト自らが子供には害があることを、 国際規格のRating Scoreにより認めている所をブロックするためのインターネットセキュリティ対策としては効果を発揮する。
  • 毎日膨大な数で生まれる新規サイトや罠を張って待っているサイトには、 内容・技術ともにイタチゴッコで、フィルタリングソフトのリスト更新が追いつかないのが実情。
  • フィルタリングソフトの手法だけでは、有害なサイトを完全にシャットアウトすることは不可能。
  • 親や先生は、フィルタリングソフトがすべての危険な情報をブロックすると信じてしまい、 子供たちがインターネットで何をしているのか注意を払わなくなる可能性がある。
  • フィルタリングソフトが何をもって危険と判断するかは非常に主観的。
  • フィルタリングソフトが検索する言葉によっては、危険なサイトに行ってしまうと考えられるものも数多くある。
    「めしべ」の検索でアダルトサイトを除外する事は至難の業。
  • ホワイトリスト方式のフィルタリングで子供用のインターネットに限定してしまう方法もあるが、 それでは、決まった絵本を与えているのと同じで、インターネット本来の特徴を生かした教育は決して望めない。
プロバイダによるフィルタリングサービス
  • 単にフィルタリングだけしたい場合は、プロバイダのサービス利用がお勧め。
  • だいたい同じソフトを転用している所が多く、毎月2~300円で済む。
  • 基本的には、ソフトをダウンロードして利用する所が多い。
  • 汎用のフィルタリングソフトを購入した場合と比べると、機能的にはかなり限定されている。
市販フィルタリングソフト(主に家庭向け)
ソフト名
販売会社
価格 基本機能
閲覧
制限
時間
制限
個人
情報
書込
制限
ログ
InterSafe Personal
アルプスシステム
\4,410/年×
i-フィルター5
デジタルアーツ
\4,200/年

市販フィルタリングソフト(主に学校・企業向け)
  • サーバで動作し、複数のパソコンを制御するタイプのソフトウェアです
  • 【価格】は1年間の50ユーザーライセンスの場合です。
ソフト名
販売会社
価格 基本機能
閲覧
制限
時間
制限
Mail
Check
書込
制限
ログ
InterSafe
アルプス システム
\344,000 ×
i-フィルター Ver.6
デジタルアーツ
\340,000 ××