SNSトラブルから子を守る

子供たちは常にネット上の危険に脅かされている

スマホを持つ子供たちは、極めて危険な状態にある。 子どもにスマートフォンを持たせるのはリスクを伴う。 インターネットを介して見知らぬ成りすまし人と簡単につながってしまうからだ。 子どもたちはLINEやTwitter、InstagramなどのSNS(交流サイト)を使って友人ばかりでなく、見知らぬ人とも交流したがる。
13歳以上になればアカウントを作れるため、学校や部活の連絡もSNSに移行する。 こうなると、SNSを安全に使わせる方法を考える必要がある。

  • 不用意な投稿をきっかけに、見知らぬ人
  • 「SNSでのトラブルは我が子には関係がない」と思ってはいけない。
  • 同級生と思われる人物を成りすまして言い寄ってくることが多い。
  • SNSを通して誹謗中傷を受けたことがある人は全体の12%
  • SNSに不用意な投稿をしていたら謝罪や投稿の削除を行う。
  • すぐ判明しない場合はそのアカウントを非表示にする。
  • SNSの運営に報告する。
    ばTwitterの場合、ツイートの右上をタップし、メニューから「ツイートを報告する」をタップする。
  • 誹謗中傷の場合は「不適切または攻撃的な内容を含んでいる」として報告する
  • Instagramの場合は投稿の右上をタップし、「報告する」をタップ。 「不適切である」から理由を選択して報告する。
  • 投稿に問題があれば、相手に「警告」や「アカウント停止」などの措置がとられる。
  • 最後は相手をブロックする。相手のアカウントをブロックすれば攻撃はやむ。
  • 相手がアカウントを変えてしつこく誹謗中傷を繰り返してきた場合は、 「法務省インターネット人権相談受付窓口」や「違法・有害情報相談センター」の相談窓口を利用しよう。

スマホ子供に行うべき教育と対策

  • SNS(特にLINEとTwitter)、メールで自由投稿をさせない
  • 成人向けサイトや出会い系サイトはアクセスできないよう設定する
  • 会員登録が必要なサービスは保護者認可を設定する
  • ネット上に自分や他人の氏名、住所、電話番号などの個人情報を書き込まない
  • 友人、他人の誹謗・嘲笑・噂話を発言をしない
  • 困ったことがあれば、すぐに保護者に相談するよう言い聞かせておく
  • 親子ルールを徹底し、ルール違反があった場合、ネット利用を一時禁止する
スマホに必ずフィルタリングを入れる
  • 有害サイトから子を守るためにフィルタリングサービスを入れておく
  • スマホ利用被害児童のうち、フィルタリングの利用をしていない子が90%
  • SNSやチャットアプリを使わせる場合、保護者が最初に適切な公開範囲設定などを行う、
  • 特にLINEのタイムライン投稿の利用制限をかけておく。
  • SNSユーザの中には公開された投稿やプロフィールの内容を手がかりに、悪意を持って近づいてくる犯罪者がひそんでいることを子供に理解させる。
家庭のネット利用状況を可視化するセキュリティ機器を利用する
  • 家庭内のWi-Fiネットワークに接続されるスマホや携帯ゲーム機、タブレット、パソコンなどの通信を監視
  • トレンドマイクロの「ウイルスバスター for Home Network」では、事前に指定した機器における有害なWebサイトへのアクセスや不適切なアプリの利用をブロックしたり、通知したりできます。
  • 中学二年生の25%もが、「出会い系サイト等の広告メール」を受信し、被害を受けています。

緊急時の連絡の為に、携帯を子供に持たせたいという親が増えていますが、 逆に危険な状況を作っていることを親は認識する必要があります。その利用方法については、しっかり子供にクギをさしておくべきです。

パソコンを子供に与えたのはいいが、技術的な問題と親子間の不干渉問題が絡み、 親がその使用内容の実態を把握できず、放置されているケースが多いのです。
インターネットやパソコンを野放図に使わせ何も干渉しないでいることは、 子供を一人、歌舞伎町のど真ん中に放置しておくに等しい無責任さと言っても過言ではありません。 親は、子供のパソコン利用の実態を知り、話し合う必要があります。