セキュリティソフトに必要な機能

ウィルスやスパイウエアから守るための機能

  • ウイルスとスパイウェアを常時監視
  • ウイルスやスパイウェアを発見したら自動で駆除
  • 最新ウイルス・スパイウェアに対応
  • ウィルスとスパイウェアの検出には別々のソフトが必要。
    スパイウェア駆除機能がない場合は、別途、スパイウェア対策ソフト が必要。
  1. ウィルス・スパイウェアの自動駆除(隔離)
    「ウイルスセキュリティ」はパソコンが作動している間、常にウイルスとスパイウェアを監視。
    ウイルスやスパイウェアを検知すると自動的に駆除(または隔離)し、報告。
  2. ウィルス定義ファイルの自動アップデート
    新種ウイルスに対応するためのアップデートを自動で実行。
  3. ウィルスの自動検査
    月単位(例えば毎月1日)、週単位(例えば毎週月曜)、毎日と、決めた時に自動的に定期検査を実施。
  4. ウィルスのリアルタイム検知
    侵入してくるウイルスやスパイウェアをリアルタイムに検知。
  5. eメールにウィルスがあるか自動監視
    受信メールがウイルス感染していないか自動監視。
  6. レジストリ自動修復機能
    ウイルスによって書き換えられたレジストリ情報を自動的に元に戻す。

不正侵入を防ぐための機能

  • 不正侵入とは、インターネットの空き巣のようなもの。
  • ファイアウォール機能(パソコンの防火壁:不正侵入対策)により、ユーザーには見えないパソコンのデータの出入り口をしっかり戸締まりする。
  • インターネットを通じて行なわれる外部からの不正侵入や、意図しない外部へのアクセスを自動で防止。
  1. 不正侵入防止機能
    外部からの不正侵入をブロック
  2. 不正通信防止機能
    外部への不審な通信をブロック
  3. アプリケーション自動検知
    インターネットを使うプログラムを自動検知
  4. ブロック報告機能
    不正なアクセスは自動的に遮断して即時に報告
  5. 安全レベル設定機能

個人情報漏えい防止に必要な機能

  • 外に漏れると困る情報を常時監視。
  • クレジットカード番号を含んだ情報が送信されようとした瞬間、「本当に送信しますか?」とユーザーに確認を促してくれるなどの機能。
  • クレジットカードの番号、電話番号など、あらかじめ登録しておいた個人情報を監視して、 他人や不正プログラムにより外部へ送信されるのを防御。
  1. 個人情報ブロック機能
    あらかじめ登録した個人情報を監視して、外部へ送信される際に確認。
  2. Cookieブロック機能
    Cookieが保存されるのを監視します。
  3. 広告ブロック機能
    不要なバナー広告を自動除去。
  4. 有害URLブロック機能
    ユーザーが登録したURLのweb閲覧を禁止。
  5. インターネット時間制限機能
    ユーザーごとにインターネットに接続できる時間を制限。

迷惑メール、フィッシングを防御

  • この機能は、通常、ほとんどのメールソフトに付随しているので、必須ではない。
  • 広告メールや勧誘メールなど勝手に送られてくる迷惑メールや、受信したくない宛先から送られてきたメールを、 設定したルールに沿って自動的に振り分ける。
  • 嫌なメールを受け取るわずらわしさ、開いたときの不快感を解消。
  • 迷惑メールの振り分けを「メール全体」「差出人名」「受信者名」「件名」「メール本文」などで登録できる機能。
  1. 許可リスト登録機能
    受信しても問題のないメールを登録。
  2. ブロックリスト登録機能
    受信したくない迷惑メールを登録。
  3. 迷惑メール診断機能
    ルール設定。迷惑メールかどうかの判断条件を登録。
  4. フィッシング対策
    フィッシングメールを迷惑メールフォルダに自動で振り分け。
  5. 悪質メールの自動仕分け
    悪質な動作をする危険性のあるメールを、迷惑メールフォルダに自動で振り分け。
  6. 危険性のある添付ファイルからの保護
    プログラムが添付されているメールを、迷惑メールフォルダに自動的に振り分けます。

インターネット・セキュリティソフト導入上の注意

感染後のウィルス対策ソフト導入上の注意
  • 現在のウィルスは、一旦感染してしまうとアンチウィルスソフトを無効化するもの(レトロウィルス)が 主流です。
  • 従って、通常モードでウィルススキャンをしても引っかからない可能性がある。
  • 購入後に以下の手順でのスキャンを必ず行うことが必要。
  1. PCをセーフモードで起動する
  2. アンチウィルスソフトを手動で起動する
  3. セーフモードでウィルススキャンを行う
1年後はソフトを新バージョンと入れ替える
  • 多くの場合、アンチウィルスソフトの定義ファイル更新期限は1年。
  • それ以降は期限を延長するか、あるいは新しいバージョンのものを購入することが必要。
  • ウィルスの定義ファイルだけのアップデートでは、ウィルスチェックがうまく働かなくなる。
  • 古いバージョンのサポートを中止して、定義ファイルをアップデートできなくなってしまうことがある
  • 新しいバージョンは、未知のウィルスに対する防御を含めてセキュリティが向上している
  • 古いバージョンのアンチウイルスソフトは、最新のOSのバージョンに対応していない場合がある
  • プログラム自体を定期的にアップデートしておかないと、新種のウィルスやスパイウエアに対抗できなくなる。
複数のアンチウィルスソフトの同居は絶対避ける
  • アンチウィルスソフトは、必ず一種類だけPCに常駐させること。
  • 「古いアンチウィルスソフトをアンインストール」する場合は、 コントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除(XPの場合はプログラムの追加と削除)」から行う。
  • アンチウィルスソフトは、ウィルスを発見・駆除するために、ウィルスと同じレベルまでシステム自体に入り込む必要がある。
  • 複数のアンチウィルスソフトが入っていると、お互いを妨害したり、ウィルスとして誤解したり、という予期せぬ事態が発生する可能性が極めて大。
プロバイダーのウィルスチェックサービスは気休め程度
  • 「加入しているプロバイダでウィルスチェックをやっているので、自前のアンチウィルスソフトは必要ない」 は大きな誤解。
  • プロバイダーや、HotmailやYahoo!メールなどのフリーメールサービスによる、 メールのウイルスチェックは予防としてあった方が良いものですが、ウィルスの感染経路はメールだけではない。
  • ウイルス・スパイウェア・ブラウザハイジャッカーなどのマルウェアの感染経路は、様々。
  1. メールを開くだけ、あるいは添付ファイルを開いたときに感染するもの
  2. インターネットでサイトを訪問しただけで感染するもの
  3. アプリケーションに付属してくるもの
  4. ネットワーク経由で感染するもの
  5. メッセンジャーや、WinMX、Kazaa、WinnyなどのP2Pソフト経由で入り込むもの
  • プロバイダのメールのウィルスチェックサービスで防げるのは そのプロバイダのメルアド宛に来るウィルスメールだけ。
  • それがどの程度信用できるかはプロバイダによる。

また、ファイアーウォールとアンチウィルスソフトの役割は全く違うので、両方必要。 ファイアーウォールは不正侵入防止で、ウィルス感染防止にはごく一部の例外を除いて無力。

ウィルスソフトのアップデートは欠かさずに行う

ほとんどのウィルス対策ソフトは、アップデートを自動で行うことができるので、自動設定を忘れずに!

> WindowsUpdate は必ず自動で行うように設定のこと